四季の会 秋
2020/11/26(火)
歴史の宝庫 長岡京・紅葉の光明寺
集合場所は、阪急電車 長岡天神駅2階改札口からエレベーターで降りた1階付近です。
今年の「四季の会」は新型コロナ感染症により初めての開催で、今回も中止にするか迷いましたが三密にならないということで開催、しかし新型コロナ感染症の急増から参加者は少なく14名でした。
今回で私(北口)は退任となり、新任平川氏になる事を説明し挨拶をさせて頂きました。
今回の散策地は由緒あるお寺ですが、光明寺・長岡天満宮以外は訪れる人の少ない場所です。
駅から20分程歩くと乙訓寺、長谷寺の末寺でこちらも牡丹で有名、推古天皇の勅願で聖徳太子が開いたといわれる乙訓地方最古のお寺です。牡丹の時期以外は参拝者が少なく、「四季の会」参加者の貸し切り状態でした。
長岡京への遷都を進めた藤原種次の暗殺首謀者とされた早良親王が幽閉されたお寺です。早良親王は淡路に流されますが、無実を訴え絶食し途中の河内で死に絶えます。その後、疫病や天災が多発し早良親王の祟りと恐れられ、長岡京はわずか10年で平安京に遷都されます。
乙訓寺から20分程歩くと本日の最大の目的地「光明寺」です。
法然上人が自らの悟りを一夜の宿に借りた庄屋に、「大衆が救われる道を求めての旅である」と聞かされた庄屋は、悟りを開いた時は聞かせて欲しいと嘆願、法然は約束を守りこの地で初めて念仏の法門を説いた。初めて「お念仏」の教えを説いた地であることからこの地は「浄土門根元地」といわれています。
参加者の中には見学場所のいわれを事前に調べている方がおられ、こちらが教えられる程です。
紅葉時期は入山が有料で、感染症対策もしっかりされています。
光明寺の入山料は納得のいく内容で紅葉も楽しめ、参加者の皆様に納得して頂いたと勝手に判断しています。
予定より15分遅れ、一部の方から昼食はまだかとせかされ歩くこと約10分、12時15分に昼食場所の「西山公園ジャブジャブ池」到着です。下見では開いていた門が閉鎖されています。「こりゃ困った」しかし、参加者の方が公園内で昼食できる場所を発見、皆様には何時も助けていただいています。
「ありがとうございます」
次の長法寺はすぐ横、入山前に「犬が吠えます」と注意、案の定吠えられましたが尻尾振って吠えています、お出迎えの挨拶でしょうか。
小さな寺ですが趣のある綺麗な紅葉が楽しめるお寺です。
天台宗延暦寺の末寺で、国宝「絹本著色釈迦金棺出現図(京都国立博物館 所蔵)を、近年まで所有していた由緒あるお寺ですが、「四季の会」参加者以外の人影は見えません。
長法寺から約30分歩き最終の目的地「長岡天満宮」です。
ご祭神は,学問の神様として有名な菅原道真公で太宰府へ左遷される途中、この地に立ち寄り都を振り返って名残を惜しんだことから「見返り天神」とも呼ばれています。
ツツジが有名ですが、紅葉も楽しめる紅葉庭園が平成19年に境内に完成しています。
ここで集合写真を撮影ですが、絶好の場所は逆光で紅葉を背景にできませんでした。
長岡天満宮でお開きとなり解散宣言をいたしました。
次回からは平川氏の案内となります。