三蜜を避けてGo ToトラベルへGo
宮林 勉
このシルバーウィークに緊急事態宣言後久々の旅です
今回は感染者数のわりと少ないエリア(兵庫県・岡山県・島根県・広島県)の王道な観光ポイントではなく知られない穴場スポット・30室以下の温泉宿に感染防止グッズ(消毒アルコール・ハンドソープ・うがい薬・マスク数枚・マスクケース)を持参してのひとり旅をご紹介させて頂きます
【1日目】
日本遺産 播但貫く銀の馬車道 鉱石の道の生野・明延・神子畑・中瀬のひとつ明延鉱山坑道を探検 観光用の坑道ではない為事前予約が必要(1200円/人) ガイド一人に観光客5人で約90分の探検 坑道内の年間平均温度は12℃前後で長袖を着ての見学
明延鉱山で採取した錫・銅・鉛・亜鉛などを明神電車(別名1円電車)で神子畑選鉱場まで鉱山で働く人々と同時に運んでいたようです
神子畑とは不夜城と呼ばれた東洋一の選鉱場 残念ながら昭和62年明延鉱山閉山に伴い操業も閉鎖
鉱山・神子畑を後にして本日のお宿へ向かうも中国自動車道山崎ICから8㌔の渋滞 渋滞を抜けるのに2時間 奥津温泉の先に上斎原温泉が本日お世話になる宿 私は3回目の利用 入館時の検温・館内には各箇所にアルコール設置・レストランは飛沫防止の為各テーブルに背の高いつい立を設置等々完全感染防止策なので安心して一夜を過ごすことが出来ました
2日目
宿からの蒜山高原を通り今まで行ったことのない玉造温泉を目指す、有馬温泉街によく似ており思っていた以上の大型温泉街にはびっくり 老若男女が沢山土産屋・足湯などでエンジョイ
以前、テレビ番組で観た『おもじろ釜』一度訪れてみたいと思っていた所 湯温80℃たまご・野菜などを茹でる市民広場でした
島根県といえば神秘のパワースポット・縁結びの神さま出雲大社というところですが、私にすれば縁切りの神さんと思っていますので出雲大社は通過し日本一高い(63.3㍍)日御碕灯台へ何時見ても断崖に建つ石造りが美しい男性的に思う灯台 海岸遊歩道も整備されておりウミネコの繁殖地経島も観る事が出来ます
隣接している日御碕神社はスサノオノミコトとアマテラスオオミカミを祀る神社 旅の無事を祈願し次の目的地 島根県のほぼ中央部にある大山火山帯三瓶山(男三瓶山・女三瓶山・孫三瓶山)へここには噴火により埋没した埋没林・東野原 西の原広大な草原 観光リフトで壮大な山の眺望も体験できるポイントの中にあるさんべ温泉が今夜の宿『国民宿舎さんべい荘』にお世話になります
この宿は3月にリニューアルオープン中国地方最大の毎分3千㍑の湧出量で源泉かけ流し16種類の露天風呂を有する素晴らしい宿
33℃の源泉で旅の疲れを癒すことが出来ました
3日目
尾道から今治への『しまなみ海道』は走ったことがありますが呉から7つの橋で結んでいる『安芸灘とびしま海道』は未経験でしたので今回行ってみる事にしました
宿から広島市内を経由して呉インター~安芸灘大橋~各小島を走行し250㎞4時から掛け大崎下島に潮待ち、風待ちの港町として栄えた御手洗保存地区を探索その町並みはまるでタイムスリップしたかのような雰囲気で見どころの多い地区でした
ただ『しまなみ海道』に比べて走行する道路が海抜から低い位置にあるのでさほど爽快感は乏しかったです
観光も早々に切り上げ今夜の宿 広島県福山市の鞆の浦 仙酔島の宿を目指して東広島道路・山陽自動車道で150㎞3時間走行し福山市沼隅半島の先端『潮待ちの港』として栄えた鞆の浦へ そこから渡船5分で『仙人も酔ってしまうほど美しい』とされる仙酔島の国民宿舎 仙酔島が今夜のお宿です
この宿には大自然の中で島を渡る風、波のきらめき、小鳥のさえずりでリラックスするためテレビ・新聞はありません
温泉は海水を汲み上げて沸かしためずらしい海水風呂でカルシウム・マグネシウムなどのミネラルがたっぷりの温泉で旅の疲れが癒されます、翌朝は島の遊歩道を探索し火山活動時の噴出物が積もりできた地層・断層・海食洞などが観られます
オーシャンビューの食事処で少し遅めの朝食を頂き渡船で鞆の浦に戻り 潮待ちがされた鞆の港・日本で一番高い常夜灯を見学しこの地で醸されていた『吉備の旨酒』保命酒を買い求めて帰路につく
4日間で1200㌔ Go To補助金15000円 の旅でした
今回の宿泊は全て国民宿舎でしたが次回10月は日本海側 越前と太平洋側 南紀勝浦の休暇村の計画です。
コロナ禍で大変な時期ですが経済再生も図らないといけないので皆さんもGo Toキャンペーンを利用し消費喚起しましょう。